ソメイヨシノ以上に整理できるまで長時間かかりました…こんなに遅くなってしまい、なんだかどうしていいかわからないけど。ひっそりこっそりネットの片隅に感想を書きたいと思います。

なんといっても凄い爆発力。物凄く楽しかったMステを思い出させてくれます。そして想像できるのはライブのオープニングでこの曲が流れてくる様子*1。途中の音の整理のされてなさが最強にカッコいい。そして一回落ち着いて、静かに波が打ち寄せるみたいな音になった後にテクノな音がピコピコなって弦がなってこの乱雑さが聞き手をSi:とは全然違うCowardの世界へと導いてくれる感じ。この曲を聞くと、勝手にエンドリワールドへのトリップが可能笑。そして剛さんの「エエエンドリケリー」*2って入ると凄いキター!!って感じになる。ワクワクしすぎて楽しいな笑。終わり方が静かで、続きを読み取らせてくれるのもナイス演出。だからこのアルバムはランダムで聞けないんだよー。

  • 故意

二曲目だからか、凄い取っ付きやすかった曲。多分一番最初にメロディをしっかり覚えられた曲だと思う。海っぽい感じのイントロから始まってベースの音が凄いかっこよくて、そして入ってきた剛さんのボーカルはとても柔らかくてほわーってなる。「どうでもいいことなんてひとつもないよ この向こう」という歌詞が優しくて好き。全部を包み込んでくれる母性のような優しさ。あと「恋」と「故意」の違いとか。でも全体的に物凄くハッピーな歌詞なのに聴いた後切なくなるのはなんでなんだろう?剛マジック?笑。

タイトルにビックリ、歌詞にビックリ、聞いてビックリそんな曲。最初からバスが利いてないからふわふわしてる感じがずーっと続いていつの間にはボーカルイン笑。そしてちょっとはっきり聞き取れたなって歌詞が「妊娠」というフレーズ。これいきなり聞いたらビックリするよね…。メロディーが凄く素敵なのに、インストみたいな扱いになってるのがちょっと残念かな。曲聞いてたら歌詞はよくわからないけど、ブックレット見てたら歌詞も素敵。「どこかの魔術師が〜」からのフレーズのところ最初読んだ時涙が出るかと思いました。なんつーか、雄は本当KinKi Kidsの関係というか…そんな感じがしてたので。違うか?うーん。「きみのすべてに甦れる」…なんて素敵な言葉。幼稚園児の剛さんが道端でお母さんの為に花を摘んで、早くお母さんに見せたくて走って帰る途中に転んで泣くという訳のわからない想像が浮かびました笑。転んで泣くという設定はいらないと思うんだけど…。

  • 闇喰いWind

私の友人達から妙に大評判だった曲。音が軽いから明るい曲かと思いきや、歌詞は結構重いんだね。淡々と淡々とただそれだけで歌う剛さんの声が凄い好き。曲調はギターとブラスの掛け合いが絶妙でなんつーかさすが下神さん?*3笑。淡々と来るAメロあたりからは想像がつかないトランペットの合いの手が凄い。歌詞は本当に重め。それを淡々と歌い上げる、喋り声にも似た剛さんの乾いた歌声がまたイイ。二番に入ったあたりのフラメンコっぽいリズムもなんだか可愛らしいし。こういう遊び心がイイと思う。この曲もラブファイターのテーマソングなのかな…。私はこのローマ字の陳列を英語読みしそうになり、頭が混乱しました。アホです。

  • a happy love word

そして闇喰いWindに対し、もっとも一般ウケが悪かった曲笑。ここまでがっつりブルースでこられるとは思ってなかった…私もブルースはあまり好きではないので最初は溶け込めませんでした。でも剛さんが雑誌のインタビューでこの曲の歌詞の意味みたいのを説明しててそれを読んでからは、この曲を聞いたら泣きそうになるくらい好きになりました*4。それにしても伴奏がなんだかあっけらかーんとしてて、ものすごーく重たいボーカルとのミスマッチさが凄いと思う。こんな感じの剛さんの声あんまり聞いたことないしねぇ…。そして一番凄いのはこんな幸せそうなタイトルがこの曲についてること笑。色んな意味で騙されたよ…。

  • 16

16ってなんだろうなぁってずーっと考えてました。でも結局よくわからなかった。歌詞的に行くと16時ですか?ここで初めて女性目線の歌詞の登場ですね。剛さんの女性目線は本当痛いところを突いて来るからこっちがどきまぎしてしまいます笑。「お節介ね〜」からのフレーズの剛さんの高い声がキュンキュンさせてくれました*5。あと裏腹さというか、我侭さというか、そう言った歌詞が凄く現実味があふれてて剛さんは凄い人だと思いました笑。女性的というか剛さんっぽいというか笑。曲調は途中のタンバリンがね。おもしろいぐらい効果的でね。タンバリンって凄いなと思いました。あとりんこさんの声!もう素敵過ぎます!笑。あと最後のワンフレーズがカッコよすぎました。あの切なげな声がなんとも…思わずガッツポーズしてしまいました笑。

  • Chance Comes Knocking

カッコいい!もう何万回言っても足りないくらいカッコいい!ブラスがガンガン利いてもうテンション鰻登り!そしてオクターブで入る剛さんと女性コーラスさんが素敵過ぎる。カッコいいしか言えない*6!笑。何回聞いても飽きないねぇ〜♪ライブで楽しげにこれを歌う剛さんが目に浮かびます。ピョンピョンしてて欲しいな。

  • 御伽噺

しつこいですけど、とりあえずイントロの「ぅん…チュッ」が最強に色っぽいです。反則です。ずるいよ!タイトルに相応しく、本当に色んな情景が目に浮かんでくる感じ。歌詞は関係なくても一つのストーリーがポッカリと出来上がるようなそんな感じ。サビに入る前のリタルダンドがとても効果的で、次へつながるドキドキ感というか。たとえば小さな頃に絵本を読んで、次のページをめくる前に感じたドキドキ感みたいな、そういうのが感じられる。そしてびっくりしたのは感想のストリングス。「なんだこれはディ○ニーか!?」*7と思わせる童話の世界な曲想。そして突然入るピーっていう現実を知らせる音。ブラスとの絡み。凄いな剛さんは、と思ってしまいました。歌詞はメルヘンちっくなタイトルとは裏腹に結構リアルに現実世界の世知辛さ。小さな頃から剛さんは色々難しいことを考えてたんですね。哲学的だなぁ。

  • Six pack

このアルバム唯一と言っていいほどのエロソング。でも曲調がとてもポップで爽やかなので、さらっとエロって感じ笑。なんていうか、親しみやすいかもしれないね。そして気になったのはシンセサイザー。凄い古臭い音出してるんだな、これが笑。凄く効果的でおもしろいなぁと思いました。ブラスの使いも相変わらず素晴らしい。フレーズ変わるところで入る刻みが本当かっこいいな。そして玄関先でヤっちゃう凄さ。もう本当に歌詞がリアルなんだよ笑。エロさがリアルで。腰のカーブとか…*8。火照った身体に恥じらいは必要ないそうです。はい。タイトルからして腹筋の歌だしね笑。難しいよ、彼の頭は。

  • Coward

導入部が物凄く南国っぽい笑。つかハワイっぽい?戸惑いとか不安とか恐さとか全部が織り交ざってるようなそんな感じかな。Coward=臆病者という意味で、それはエンドリケリーそのものらしいけど。臆病なエンドリが目に浮かぶ感じです。ナマは見たことないけど。何度も同じフレーズが出てきて、楽器が変わっててその変化が凄く面白い。聞き手を飽きさせない配慮がいい。アルバム名のインストなのに仰々しくなくて逆にサラっと行き過ぎてるところがなんだか男前です笑。

最初歌詞を見たとき「えらい暗い歌詞だな」と思った笑。そして曲を聞いてみてもその感じは拭えなくて。まぁとにもかくにも女性詩2曲目。この曲は歌詞カードで惹かれました。ソメイヨシノの時も言ってたんだけど、私は難しい漢字を使ってる歌詞が大好きで。それにピッタリだったんですよね笑。なんというか曲想が歌詞のネガティブさポジティブさと合ってて浮き沈みがはっきりしてる感じ。剛さんの声のあまりの不安定さにこっちが泣きそうになり、もう痛いよ〜心がみたいな感じになってたんですがね笑。切なかったな…。剛さんがどういう気持ちでこの歌詞を書いたのか凄く気になります。凄く赤裸々で恐いよ…。「欲張り花は咲かないわ」という言葉にノックダウンされました。最後のフレーズの前向きさが好印象で、暗い曲だけど後味がいいのはすごいなと思いました。

ツボ直撃。本当大好きな曲。女性詩3曲目。聞いてて物凄くこれまたKinKiの関係っぽいよなぁと思いましたよ。なんだか私の中で剛さんが光一さんに抱いてる気持ちはこんな感じだといいなという希望的観測つき。歌詞が重い割りに、バックのピアノの音とかが軽いからそんなに重たく感じさせないかな。ブラスとコーラスの絡み方が絶妙で、このトランペットが凄いカッコいい。ずっと似たような曲調なのにどうして飽きずに聞けるのかな。剛マジックか!*9歌詞はなんというか。これだけの日を跨いで来たのだから、たとえどんな困難な明日が来ても自分達は歩いていけるよ!大丈夫だよ!と示唆されてる感じ。私的には色々行き詰ったときに聞いて元気をもらいたいなと思いました。「歌を歌って泣いて笑って〜」のフレーズが物凄く剛さんっぽい。つか本人だろ、って感じ笑。うわー、剛さんだ、と勝手に思いました。そして次の「争いに教えられるもの〜」ここの歌詞は本当に切なくて胸がきゅーってなりましたよ。バックが薄くなって、剛さんの声が顕著に聞こえるからかなんなのかな。剛さんの心からの叫びなのかなと勝手に解釈。あと気になったのは「悲惨なできごとなんてあるのが当たり前なのかな?」「当たり前じゃない?」「当たり前じゃない」と言う三パターン。これに剛さんがどんな想いを込めたのか、是非教えていただきたい笑。これからも一歩一歩人生を歩いて言って輝いていて欲しいと思います。


うわぁ長いね!笑。やっと終わりました〜。ここまで読んでいただいてありがとうございます。支離滅裂ですよね、言ってることが。ごめんなさい。読みにくい感想になってしまったと思います。全体としては爆発力のあるENDLICHERI☆ENDLICHERIから始まり、「一歩一歩と人生っていう輝きを」という綺麗な歌詞で終わるこれだけの日を〜で終わって非常にすっきりとしてると思います。一枚を通して聞いて、本当色んな冒険をした感じ。エンドリワールドへのトリップは疲れを感じさせずに、トリップするたびに数々の感銘を残してくれます。
このアルバムはきっと剛さんにとっても大きな存在なんだと思います。剛さんの色々な挑戦が至る所で垣間見れて、ファンは新鮮さを感じることが出来るよね。そして少しでも剛さんの挑戦を理解しようと何十回でも聞いて、一つずつでも発見して嬉しくなる笑。このアルバムはきっとこれからのエンドリプロジェクトの中でも入り口的存在になるものだと思ってます。それで「ここまでやっちゃうんだね!」って思うものも少なくなくてビックリしたけど笑。私は好きです。こういうジャンルに捕らわれないエンドリの世界観で作られる音楽。ということで私的には大満足でした。ブラスアレンジかっこよすぎるよ!

はい、ということで終わります。レコーディングが終わった時の剛さんはどんな気持ちだったのかな。

*1:一曲目かどうかは知らんけど笑

*2:文字化するとアホみたい…。

*3:そればっかり

*4:単純明快。でもそれくらい感動した。

*5:本当素敵だった。

*6:それしか言ってない

*7:本当に言ってしまった笑。

*8:この言葉で剛さんの腰のカーブを思い出しているのは内緒です。

*9:二回目